フリーランスエンジニアに必要な学歴ってどのラインかな?学歴は有利になるんだろうか?実際のところを知りたいな。こんな疑問に今回は答えます。
僕の観測範囲内だと、フリーランスエンジニアの学歴は、大企業新卒がかなりハードル高い印象 リクなら東大を始め早慶まで。 知り合いのカカクコムもそんな感じだった けど、フリーランスになると学歴問われないよなー。 |
結論、業界軸と雇用形態で大きく変わります。つまり、自社開発大企業はかなり高学歴でSIerやSESは低めですし、正社員は高めだけどフリーランスエンジニアはあまり学歴は見られません。採用側としての目線で理由もセットで解説します。
補足として、フリーランスエンジニアの学歴についての考察では、テック系ユーチューバーの勝又さんの動画もとても参考になります。僕が実際に使ったフリーランス求人サイトのおすすめは、フリーランス求人サイトのおすすめと初めての選び方【現役フリーランスが実体験で解説】をどうぞ。
フリーランスエンジニアに必要な学歴【理由も解説】
2019年ころに30歳くらいの東大理3卒の現役医者がGoogleエンジニアに転職した事例がありましたが、フリーランスエンジニアに学歴がどこまで必要なのか気になったので整理します。
冒頭でもいいましたが、僕の観測範囲では大手自社開発企業だと超高学歴社会でSIerやSESではそうでもない、正社員は基本高めでフリーランスはほぼ関係ない、というのが現時点での結論です。なぜなのか考察していきます。
大企業は超高学歴
1つ目は、大企業自社開発企業です。いわゆる大手のインターネットサービスを手掛ける企業たちで、イケてるスタートアップもここに該当します。僕もここに所属する身分ですが、同期や中途入社を見ていればわかりますが、、、低くて早慶学部卒です。基本東大など旧帝国大学の理系院卒が多いです。
これは人気な企業だから採用競争力が高いという理由もあるんですが、求めるものが若干違うからというのが本質かと思ってます。
自社開発企業って基本的にエンジニアにも事業貢献を求めますから、単なるディレクターの要件を開発する役割ではないんですよね。なので主体的に課題を特定して解決案を模索する問題解決力が問われます。そのため、地頭の良い高学歴層が多くなるという構造があります。
なのでこの分類の企業のエンジニアは得てして超高学歴です。僕の友人も東大院卒、名古屋大院卒、京大です。めちゃ高いです。
SIerやSESは低め
一方でSIerやSESは低めです。MARCHや高専などいろいろいる印象です。これも同じような理由だと思っていて、基本的にSIerは新卒就活及び転職市場でも人気が高い業種とは言えません。そのため採用競争力が弱いため学歴も低めです。
また求められるスタンスやスキル的にも、自ら課題設定するというよりもクライアントの要望に対してプロジェクトマネジメントするような感じなので、
基本的に要望通りに出来るかどうかが全てです。なので、問題解決能力をそこまで必要としないという部分もあります。むしろ、要望に沿えるかどうかが大事です。参考記事は以下です。
フリーランスエンジニアは学歴不問が多い
一方でフリーランスエンジニアは比較的学歴不問が多いと思います。もちろん、有利になる側面はありますが、いろいろな事例をみるとあまり学歴は関係ないかと思います。
例えばブロガー系エンジニアのマナブさんは、学歴的には法政大卒なのでそこまで高いわけではないですよね。(失礼すいません…。)法政大卒だけどフリーランスエンジニアとして最高年収1800万円になった時もあるようです。本人自身もフリーランスエンジニアに学歴はあまり関係ないと言ってるのもありますしね。
フリーランスエンジニアに求めるものって、発注者が実現してほしいシステム要件をQCD担保して開発して納品してくれることなので、学歴とか気にする必要ないんですよね。あと、発注内容も問題解決ってより要件通りに作れるか?なので学歴とか気にする合理性がそもそもないですし。
フリーランスエンジニアは学歴が問われにくいのに稼げる稀有な職種

人気企業の場合はエンジニアも学歴が問われがちですが、総じていうと学歴は問われにくいのがフリーランスエンジニアです。また学歴が問われにくい割には稼ぎやすい職種でもあります。最後にこの辺を解説して終わります。
体系立てられたスキル
フリーランスエンジニアが学歴を問われにくい理由は、体系立てられたスキルだから、これが大きいかなと思います。基本的には要件通りに動けば高学歴エンジニアが実装していようがいまいが関係ないです。もちろん、コードの美しさに差は出るかもですがそれくらいです。
一方でコンサルとかだと同じ主張や提案であっても、箔として高学歴層が言うと納得感がなんとなくあがりますよね。コンサルでは名刺や提案書にすら学歴を書いてたりしますし、海外MBAのいうことと地方大学卒のいうことだと説得力も変わります。
しかし、フリーランスエンジニアは動くかどうかですし、そのためのプログラミングスキルも多くの教科書があるように体系立てられているため学歴にあまりよりません。なので学習すれば特に学歴による差異は大きくは出ないってのがありますね。
一方でエンジニアの中でも地頭というかいわゆる勉強が得意でないと厳しい機械学習エンジニアなどは学歴が因果関係の因ではないものの、結果論として学歴が高くないと少々厳しいのかなとは思います。ちなみに、、機械学習エンジニアやデータサイエンティストはもっと高学歴なイメージです。
学歴問われにくい割には稼げる
フリーランスエンジニアの学歴関連でいうと学歴が問われにくい割には、稼ぎやすいのがエンジニアのメリットの1つです。法政大卒のフリーランスエンジニアで20代で年収1800万円って異常ですよね。
これが学歴が問われにくいほかの業種である飲食や介護だと、どう頑張っても年収500万円いくかいかないかじゃないでしょうか。あるいは資格があれば働ける看護師で同じくだと思います。
なので学歴が低いけど稼ぎたい人にとってフリーランスエンジニアは最有力候補になると思うんですよね。そのためには、まずはフリーランスエンジニアとして何らかの形でまずは就職しスキルアップする、そしてフリーランスになり稼いでいくというところが基本になるかなと思います。
事実:学歴職歴不問で20代なら無料のプログラミングスクールすらある
最後に補足ですが、フリーランスエンジニアになるのに必要な学歴を気にして躊躇している人がいれば、次の事実も参考になると思います。何かと言うと、学歴職歴不問で29歳以下ならプログラミングを無料で学べて転職や就職支援をしてくれるスクールすらあります。
実際に、ニートや高卒、大学中退など色々が学歴職歴の人が利用していたりします。学歴があまり関係なく就職できて、かつスキル次第で年収1000万円をフリーランスで実現できる職種ってなかなかないです。僕の友人も大学中退でフリーランスエンジニア目指している人がいますし。
こういったスクールは、無料な代わりに協賛企業の中から就職先を選ぶ必要はあるものの、お金がない、学歴を気にしている、職歴も部が悪いというような人には有効な選択肢だと思いますね。気になれば、以下で詳細に解説しているのでどうぞ。
参考:プロエンジニア(プログラマカレッジ)の評判と口コミ【徹底取材でわかった6つのこと】
まとめ
ということでフリーランスエンジニアに必要な学歴を解説しました。学歴が低くても稼ぎやすいのがエンジニアですから、稼げるフリーランスエンジニアを目指す人生もありですね。