プログラマカレッジからの就職はSESとweb系自社開発企業へどっちが多いのかな?webデザイナーにもなれるかな?どんな人だと出来るんだろうか?こんな疑問にIT業界で5年働く僕が解説していきます。
結論として、プログラマカレッジからweb系自社開発企業へwebエンジニアとして就職や転職はできるには出来ます。ただし、SES企業と比べると難しいのも事実です。
理由として、web系自社開発企業は一般的にスキルレベルや職歴、学歴が高いものが求められる傾向にあります、ただその分として、ホワイト企業が多かったりもします。
今回はそういった背景を踏まえて、どうしてもweb系自社開発企業へwebエンジニアとして就職する方法を考えてみます。※誰でも簡単になれるものではなく現実的な方法です。
この記事を書いている僕は、IT系のフリーランスでwebデザインやUXデザインの分野でディレクターをしています。またプログラマカレッジへは取材をしてきました。なので詳しいです。
プログラマカレッジからはweb系自社開発企業よりSES企業就職が多い
まず結論ですが、プログラマカレッジからweb系自社開発企業へ就職するのはやや難しいです。SES企業への就職の方がメインです。これはプログラマカレッジに限らず、無料のプログラミングスクール全般で言えることです。ただ不可能というわけでもないです。深堀していきます。
プログラマカレッジとは
簡単にプログラマカレッジのおさらいですが、30歳以下かつ東京の研修センターに通学できることを条件に無料でプログラミングを学べてかつ就職支援も無料でしてもらえるスクールのことですよね。
無料でありながら途中で離脱しても違約金もかからないというお得感が魅力的なスクールでして、前回僕は取材にも行ってその魅力がエンジニア志望者に刺さっているなと感じました。
就職支援、プログラミング学習を無料で受けられて尚且つ違約金もかからないって、なかなかありませんよね。何を価値に感じるかは人ぞれそれですがエンジニアとしてのファーストキャリアを始めるには悪くないかなと僕は思います。
就職先はweb系自社開発企業よりSESが多い
そんなプログラマカレッジの就職先は、ほぼほぼSESとweb系自社開発企業に大別されます。SESとweb系の大まかな違いは、
後者がモダンな開発環境が多く労働環境もホワイトだけど就職難易度が高い、全社がその逆という感じで多くの人はweb系を希望するみたいですね。もう少し補足すると
web系自社開発企業
web系自社開発企業は、自社でwebサービスとかアプリを事業として持っている企業に分類されますね。イメージ的には、私服でプログラミング開発してたまにリモートも許されちゃう自由な社風みたいな感じでしょうかね。
多くのエンジニア志望者は、こう言う企業に就職したい人が多く、技術的にも労働面でも魅力が多いのでごく自然なことかなと言う感じです。
SES企業
一方でSES企業は一般的にイメージが悪く、ブラックな職場環境だったりすることがあります。全部のSES企業がそう言うわけではないのと、プログラマカレッジ ではそう言うブラックSES企業は選別して紹介しないようにしているので
そう言う意味では安心できますね。前回、悪質なSES企業の見分け方についての記事を公開しているので、人売りIT(SES企業)の見分け方【優良SIerとブラックSESの違い】も合わせて参考にどうぞです。
ちなみにどんな企業が多いかは、プロエンジニア・プログラマカレッジ (ProEngineer)の就職先は人気企業あるの記事を参考にどうぞ。
面談でもweb系自社開発企業希望者が多い
僕が取材に行ったときも、プログラマカレッジの担当者さんいわく、面談に来る方の一定数はweb系自社開発企業希望だそうなんですね。
でも後述するんですけど、学歴や職歴後は年齢とかのハードルが高くて、必ずしも希望通りにはならないことと、他の有料スクールとかをおすすめするみたいです。
注意としては、有料プログラミングスクールだといってもそれでもweb系自社開発企業は難しいんですよね。結局は自分の努力が本質なのでそこは誤解しないようにしてください。
SES企業であれば未経験者や職歴なしでも全然挑戦可能とのことなので、まずは毛嫌いせずにキャリアを開始することを優先してSES企業も就職先として検討した方が良いと思いますね。
web系自社開発企業は職歴と学歴次第
なぜweb系自社開発企業への就職や転職は難しいかというと、人気であるがゆえにハードルが高いんですよね。例えばですが、学歴や職歴、年齢、ポテンシャル、スキルレベルなどが全般的に求められるレベルが高まります。
学歴なら4大卒以上とか、職歴ならweb系やIT業界に関連する職歴があるとかですね。ここはもうどうしようもないため、現実も直視しつつ判断したほうがいいです。
プログラマカレッジはその部分を適切にアドバイスくれる信頼できるプログラミングスクールです。他のスクールだと適当なアドバイスしたりもあるみたいですが、ここは安心です。
webデザイナーもある
詳細は後述しますが、プログラマカレッジからはwebデザイナーも狙えます。正確には、コーディングもできるwebデザイナーですね。
まあ、フロントエンドエンジニアと言ってもいいかもです。この辺って、企業によって言葉の定義がいろいろなんですよね。ただ、エンジニアしかなれないってわけじゃないので、もしwebデザイナーに興味があってとか、女性とかだったらなれることは覚えておきましょう。
プログラマカレッジはwebデザイナーも狙えます
多くの人は、プログラマカレッジ では、エンジニアにしかなれなくてwebデザイナーは慣れないと思い込んでるかもですが、違います。
コーディングまでできるwebデザイナーを狙える
もちろん、メインはエンジニアですが、webデザイナーも狙えます。というのも、プログラマカレッジのカリキュラム上、フロントエンドも学ぶため、いわゆるデザインの実装=コーディングのスキル習得ができるからです。
ただ、webデザイナーという意味では、webデザインやUIデザイン、UXデザインなど他のスキルも必要になることもあるため、就職後学びながらスキル習得していくスタンスも必要ではあります。
求人にもある
本当になるのか?というところで、プログラマカレッジの求人を見てみましょう。
これはプログラマカレッジの母体のインターノウスさんの求人で、webデザイナーに絞り込んだ結果です。37件ほどありますね。プログラマカレッジでは企業を紹介するスタンスなので、基本的にはwebデザイナーとして就職したい場合は、こういった求人から選ぶことになるかと思います。
プログラマカレッジからエンジニアではなくwebデザイナーを選ぶメリットとデメリット
webデザイナーとエンジニアとで迷っている場合、webデザイナーを選ぶメリットとデメリットを簡単に理解しときましょう。
メリット
メリットで言うと、webデザイナーはほぼ女性です。逆にエンジニアはほぼ男性です。なので、もしあなたが女性でプログラマカレッジ に通いたいけど女性が多い職場の方がいいなとか、男性社会は怖いなとか思っていれば、
webデザイナーだとほぼ女性と働くことになります。とは言っても、開発現場ではいろんな人と関わるので、そこまで関係はないですが。あとは、就職してからの大変さも多分webデザイナーの方が楽かなと思います。
基本的にデスマーチとか残業が多いのはエンジニアの方です。webデザイナーはママさんがキャリアチェンジで狙うくらいなので、いろんな働き方が可能で在宅とかでも働けます。
デメリット
デメリットで言うと、若干、エンジニアと比べると年収は下がると思った方がいいです。基本的にエンジニアの方が年収は高いです。なので順序で言うと、web系自社開発企業のエンジニア>SESや受託のエンジニア>webデザイナーという感じです。
とは言え、webデザイナーはフリーランスも狙いやすいため、実務経験を積んでからのキャリアアップでいくらでも稼げれるのでそこまで心配はいらないかなと思います。
プログラマカレッジからweb系自社開発企業へ就職するにはまずはSES企業就職も視野に
誰でもプログラマカレッジからweb系自社開発企業へ就職ないし転職は難しいものの、それでもweb系自社開発企業にエンジニアとしていきたいという人もいると思います。そこでちょっと現実的な手段を考えてみました。ヒントは時間軸で、まずはSES企業就職も選択肢に入れるべきです。
SES就職しても1年後に転職する
まずどうしてもweb系エンジニアとしてweb系自社開発企業へ入りたい人は、まずエンジニアとしてのキャリアを出来るだけ早く開始できるようにするためにSES企業就職も選択肢に入れた方が有利です。
というのもIT業界の平均年齢は低めで、若ければ若いほうが有利だからなんですね。現にプログラマカレッジも30歳以下限定ですよね。
キャリアは長い目で考える
でもって、キャリアというのは最初の1つ目の企業で全てが決まるものではないんですよね。多くの人がキャリアを重ねて自分がその時望む企業へ転職しているわけです。
これはITエンジニアでも同様なことかなと思っていて、つまりまずは就職しやすいSES企業へエンジニアとして入って、1年ほど経験を積んでからweb系自社開発企業へwebエンジニアとして転職する形ですね。
SES企業はブラックが多いのか問題
ここでSES企業はブラック企業が多いって噂を聞くから心配だなと思う人も一定数いると思います。確かにそういった企業があるのは事実です。
でも、プログラマカレッジは取材に、「企業の選定はしっかり行っておりブラック企業は排除しています」と言っていたのでその点は安心して欲しいと思いますね。
一番避けたいのは最初から優良企業ばかりを狙うばかりに、なかなかエンジニアとしてのキャリアが開始されず年齢が増えるだけになることです。歳を取るたびにますます難しくなりますよ。
最初の1年で転職したほうがどのみちいい
最後ですが、本当に1年で転職していいのか?と思う方もいるかもです。これについては、ITエンジニアの最初の企業は1年で転職したほうがいいということを言っている人は他にもいまして、
勝又さんというテック系ユーチューバーで有名な現役フリーランスエンジニアの方ですね。この動画でも成長を考えるなら、ITエンジニアは最初の企業は1年で転職して年収を上げつつ経験できる幅をふやしたほうが良いキャリアを作れるといってたりもします。
プログラマカレッジからweb系エンジニアとしてweb系自社開発企業へ就職するのもほぼ同じです。長い時間軸で考えたほうが最終的には成功します。まあキャリアに悩んでいてもプログラマカレッジでは、無料相談をしているので気軽に相談から始めることも可能です。
まとめ
ということで今回はプログラマカレッジからの就職はSES企業が多いのか、web系自社開発企業が多いのか、その理由、とはいえどうしてもしたい人向けの現実的な方法を解説しました。参考にどうぞ。