web系に関わる情報を 専門家が毎日発信!

ユーザビリティ評価と改善方法【web関係者は知りたい話】

 

ユーザビリティ評価と改善方法について、webデザインやUXデザインで5年ほど経験のある僕が解説していきます。ユーザビリティはアプリやwebサービスの基本です。是非ともざっくり理解しましょう。

 

この記事を描いている僕は、ユーザビリティが大きく関わるUXデザインの分野で5年ほど働いていますのである程度知見があります。この記事を読むと、下記が理解できると思います。

 

①ユーザビリティとはざっくり使いやすさを意味し、webサービスやアプリの成長に大きく関わる
②ユーザビリティの評価手法は4つ
③ユーザビリティの改善方法

 

ユーザビリティ

 

まずユーザビリティとは何かですが、ざっくり使い勝手です。これだけだと厳密性に欠けるので、Wikipediaも引用してみます。

 

ユーザビリティ(英語: usability)あるいは日本語で使用性(しようせい)とは、使いやすさとか使い勝手といった意味合いで使われることが多い。 しかし、その語義は多様であり、関連学会においても合意された定義はまだ確立されていない。
引用:Wikipedia

 

こんな感じで基本的にしっかりした定義は決められていません。今回はwebサービスなどにおけるwebデザインやUXデザインの文脈でのユーザビリティとして、使い勝手や使いやすさと理解しましょう。

 

ユーザビリティの事例

ユーザビリティの事例でいうと、例えばアパレルECサイトでは、商品一覧ページで各アイテムが表示されますが、いいなと思って商品詳細ページに行った時に、希望するサイズがなくてがっかりした時ってないですかね?

 

こういう場合は、ユーザビリティの観点だけでいうと、S・M・Lの各サイズで在庫があるかどうかは商品一覧ページでアイテムごとに表示するのがユーザビリティ的には正解です。

 

他にもEFOというエントリーフォーム最適化(入力項目最適化)やLPOというランディングページ最適化の事例でも、ユーザビリティの話は大きく関係しますので参考に下記の記事なども読むといいかと思います。

 

参考:EFOでCVRを改善する方法と事例を解説【売り上げアップ】
参考:LPOの事例とおすすめツールをwebディレクターが解説

 

ユーザビリティとビジネスの関係

ユーザビリティを理解する上でビジネスとどう関係するかも合わせて理解しておきたいところです。結論から言うと、webサービスやアプリの成長(ユーザ数や売り上げ)に大きく成長します。と言うのも、理由は下記です。

 

①ユーザビリティが悪いサイトはユーザが再訪しない
②ユーザビリティが悪いと購入しない、しにくい
③ユーザビリティが悪いと集客にも影響がある

 

1つ目は、直感的にもわかりますが、ユーザビリティが悪いwebサイトやアプリにはユーザが再訪しません。なんだか使いにくいから他のサイトに行こう、となりますよね。また、ユーザビリティが悪いと何かのECサイトでは購入されにくくなります。専門用語でいうと、CVRが上がりません。

 

また実はユーザビリティが悪いと集客にも悪影響があります。例えば、web集客の理想はNクエリーという指名検索です。しかしユーザビリティが悪いと覚えてもらえないので、SEOに頼らざるを得ません。したがって、構造的に集客でも影響が出ます。なので、ユーザビリティはwebサービスやアプリで成長を遂げるためには必須な観点です。

 

ユーザビリティの評価手法

 

そんなユーザビリティには、評価の手法というものが4つほどあります。ざっくり一覧化すると、このような違いがあります。

 

ユーザビリティ評価の手法概要や違い
ユーザテストユーザ(外部の一般人)にシーンを設定して使ってもらう。一般人なので素直なコメントがもらえる一方で、鵜呑みにするのはビジネス的にはあまり良くない
ウォークスルーテスト内部の専門家で画面をみながらレビューする。業務系のサービスによく使われる。業務フローも理解しておかないとあまり意味がない
ABテスト大量なサンプル数で定量的かつ統計的に解釈ができる。しかし、なぜなのかの定性的な要因はわからないので仮説ベースで振り返りが必須
ヒューリスティック評価過去の知見に基づきそれぞれの観点で評価する。漏れ防止に役立つが、あるべき論で語りづらい。

 

ユーザーテスト

まずユーザテストですが、一番ポピュラーなユーザビリティの評価手法です。手順的には、①ユーザを呼び、②想定しているシーンを伝えて、③使ってもらいながら観察する、というのが大きな流れです。発話式とか発話しない方式とか、質問しながらやるとかしないとかあります。

 

メリットとしては、ユーザの素朴な疑問だとかどこでつまづいているかが明確にわかります。なので、初期段階のwebデザイン改善やUXデザイン改善で使われることが多いですね。デメリットでいうと、サンプル数が少ないのでどこまで重要なのか?など優先度を考慮するときには難しいです。

 

ユーザーテストをユーザビリティ改善に生かすポイントは、なぜを繰り返してユーザに問うこと、これにつきます。ユーザテストは、直接ユーザにヒアリングできるいいチャンスなのでここぞとばかりになぜ?を問いましょう。

 

ウォークスルーテスト

 

ウォークスルーテストも、ユーザビリティ評価でよく用いられる評価方法です。ウォークスルーテストは、基本的には内部の専門性のある人物を複数集めて、発表者が順番に説明していく段取りになります。用途的には、業務系のサービスで使われることが多いですね。

 

そのためウォークスルーでは、業務フローとセットじゃないと甘い意味がないです。メリットでいうと、重要な観点もれを防止できるのでリリース後の事故を回避することがしやすいです。デメリットは特にないです。発表者が大変なくらいです。

 

ウォークスルーテストのコツは、業務理解をどれだけできるか?にかかっています。そのため理想は、直接そのサービスを使うことになるお客さんを捕まえて見せながらやるのがベストです。

 

ABテスト

ABテストは、大量のユーザを抱えている大規模サイトでは有効ですが、小規模サイトだとあんまり統計的な検定ができないのであまり意味がないです。しかし、ユーザ数が多いサイトではABテストの効力は計り知れないものがあるので、ぜひ導入すべき手法です。

 

メリットでいうと、統計的にベターなwebデザインを採用できること、デメリットは定量的には理解できるが、なぜ?が問えないので定性的な分析が難しいところです。コツでいうと、ロジカルに仮説を考えて分析できる人材がいないとABテストに振り回されることかと思います。

 

ユーザビリティの文脈でいえば、このデザインをこうすると、このクリックが増えるはず!とか減るはず!みたいな仮説を事前に持っておくことが重要です。ABテストについては、下記の記事でも詳細に解説しています。

 

参考:ABテストのやり方を解説【アイデア例無料公開、ABテスト歴5年の知見】
参考:ABテストツールおすすめ8選と選び方【導入すべきかを経験者が解説】

 

ヒューリスティック評価

最後はヒューリスティック評価です。ヒューリスティック評価は、事前にチェック表を設けてそれを1つづつ評価していく感じになります。ユーザビリティ評価でいうと、一目で何ができるwebサイトか理解できるか?とか、文字サイズが適切かとか、色々リストアップして行います。

 

ヒューリスティック評価は、全方位的なユーザビリティ評価なので、プラスを増やすというよりかは、マイナスを減らす評価に近しいです。実務レベルでいうと、各自がしっかりできればあまりやる意義はないかなという印象です。

 

ユーザビリティの改善方法

 

最後にユーザビリティの改善方法について解説します。ユーザビリティの改善方法では、下記の2つがあります。

 

UI的な改善テキストボックスかプルダウンか?というUIでのユーザビリティ改善
UXデザイン的な改善UXデザインなので、機能などにフォーカスしたユーザビリティの改善

 

UIとUXって何が違うの?って話をすると、よくある例えは、UIが顔、UXはデート、です。なので、イケメンだけどデートはつまらんというのは、UIはいいけどUXは悪いね!ですし、ブスメンだけど、デートは面白い!だと、UIは悪いけど、UXはいいね!になります。ちなみに、後者はあまりありません。現実と同じ?ですね。

 

UI的なユーザビリティ改善

UI的なユーザビリティ改善では、ブログでいうといわゆる主張を枠で囲っておくとか、重要な情報は赤字にするとか、そういうデザインレベルでの改善ですね。

 

より専門的にwebサイトでwebデザイナーがどう意識するかでいうと、視認性とかユーザの行動に対しての適切なインターフェース(テキストボックスなのかプルダウンなのか)みたいな観点です。

 

参考:UIデザイナーに未経験から目指す方法【UIデザイン歴5年が断言】

 

UXデザイン的なユーザビリティ改善

UXデザイン的なユーザビリティ改善でいうと、ツイートでも行っているような改善ですね。ここのコツは、自分が使うときのファクトを書き出して、そこから仮説を考えるといいです。例えば

 

高級商材だと、一度で購入を決められないので、前回検索した履歴が出ると嬉しいなとか

リピート購入が基本の商品なら、前回購入した商品がTOPページにあると嬉しいなとか


禁煙ルームか喫煙ルームかがかなり大事なので、そういう情報が部屋の情報にあるといいなとか

 

こういうことを自分がユーザの場合にどう感じるかとかをまず書き出して仮説を作るのが最初の一歩です。ブログでいうと、そうですね。右側に目次のリストをフローティングするとか、購入ボタンを常に画面上に表示するとか、検索ボックスの付近に人気のタグを表示するとか、そういう感じになりますね。

 

参考:UXデザインのおすすめ本まとめ10選【webデザイン歴5年の厳選セレクト】

 

まとめ

 

ということでユーザビリティの評価手法と改善方法をざっくり解説しました。このブログでもPV数が増えてきたら、データ分析してそういうユーザビリティの改善事例を紹介していきたいと思います。ブロガーでユーザビリティに詳しい人がいなそうなので、そのポジションは狙えそうだなと笑。今回は以上です!

 

参考:webデザインスクールのおすすめと選び方【デザイン歴5年の僕が解説】

最新情報をチェックしよう!